最終更新日:2018年3月5日

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平成30年第1回定例会 提案説明

 平成30年第1回定例会 提案説明

平成30年3月   

平成30年第1回永平寺町議会定例会 町長提案理由

   本日ここに、第一回定例会のご案内をいたしましたところ、議員各位におかれましては、ご参集賜り厚くお礼申し上げます。

 第二期目の町長就任後、初の本会議となる平成三十年第一回永平寺町議会定例会が開催されるにあたり、町政運営に関する所信の一端を申し述べるとともに、今回ご提案いたします議案等の概要についてご説明いたします。

 私は、去る二月二十日、多くの町民の皆様の温かいご支援とご支持をいただき、引き続き四年間の町政運営に当らせていただくことになりました。

 これまでの四年間、町民が主役のまちづくりやブランド発信、農業・産業の振興、子育てや福祉の充実、地域コミュニティや災害への強化、積極的な行財政改革、町民目線に立った職員の意識改革などを進めてまいりました。さらには新たな産業振興などに目を向け「自動走行実証実験」や「禅のブランド化」などの伝統と先端技術の融合による地域課題解決に取り組んでまいりました。

 これから少子高齢化に伴う人口減少社会は急速に進んでまいります。この四年間撒いてきた多くの種をさらに成長させ、花を咲かせ、実を収穫していくことが、町民の皆様が笑顔になれるやさしいまち・好循環のあるつよいまちをつくることにつながってまいります。

 さらに職責の重大さを肝に銘じ、情熱とスピードをもって職員とともに町政を担ってまいりたいと存じますので、議員各位におかれましては、格別のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 この度、町民の皆様に七つの「笑顔の約束」をさせていただきました。

 一つ目は「子どもも親も笑顔で子育てできるまち」です。

 少子高齢化など子どもを取り巻く環境は大きく変化している中、医療費助成や放課後児童クラブの拡充などの子育て支援や学校教育環境の充実、家庭・地域・学校連携による教育力の向上を図り、豊かな人間性を育む子育て環境を推進するとともに、町民が生涯を通じて学びやスポーツ機会を得るために、公民館機能強化や生涯学習・スポーツの充実を図り、その成果を適切に活かすことが出来るまちづくりを進めてまいります。また、豊かな自然環境や地域文化を保全し、次世代へ継承してまいります。

 二つ目は「心も身体も健康で生き生きと笑顔で暮らせるまち」です。

 町民誰もが生涯にわたり元気に、穏やかに住み慣れた地域で暮らすために、健康づくりの推進、地域医療体制や地域福祉の推進によるまちづくり目指すとともに、高齢者や障がい者(児)など支援を必要としている人に適切なサービスを効果的に提供できる体制の充実を図ってまいります。

 三つ目は「安心して安全に笑顔で住み続けられるまち」です。

 災害に備え、事故や犯罪の起きにくい地域づくりのために自主防災組織と連携した災害対策や消防・救急体制の充実及び交通安全対策の強化を図るとともに先人によって守られてきた豊かな自然を後世に引き継ぐため、官民協働による自然環境の保全や生活環境の確保を図ってまいります。

 四つ目は「地域の魅力、地域の農業・産業で笑顔になれるまち」です。

 中部縦貫自動車道永平寺大野道路の全線開通や北陸新幹線の延伸など高速交通ネットワークの整備が進み、立地条件が高まる中、地域資源や地域性を最大限に生かしながら、企業誘致の推進や新たな産業の育成を図るとともに、観光・農林水産業・商工業などと連携した振興によるブランドの推進や産学官金労の連携による雇用環境の充実、異業種交流を推進し、好循環による地域産業の活性化を図り、幅広い世代に対応した就労機会の創出と賑わいあるまちづくりを進めてまいります。

 五つ目は「恵まれた環境の中で、笑顔で快適に暮らせるまち」です。

 町民がいつもまでも快適に暮らすことができるよう、景観づくりや秩序ある土地利用の推進、継続的な定住促進や空き家利活用に対する支援、計画的な上下水道施設の改良や更新に務め、うるおいのある快適な環境づくりを図ってまいります。

また、道路網整備による周辺市町とのネットワーク化を進めるとともに除雪体制の強化及び少子高齢化などによる地域課題に対応するために自動走行実証事業による新たな交通体系の確立を図ってまいります。

 六つ目は「子どもから高齢者までが笑顔で繋がることができるまち」です。

 町民の主体性を尊重し、町民と行政が相互の信頼と理解に基づいた協働のまちづくりを目指すため地区振興連絡協議会の設立や支援、すまいるミーティングなど継続的な広聴・広報活動を実施していくとともに誰もが地域社会の一員としてつながりを持ち、多用な価値観や異文化への理解を促進するため、広域連携・異業種間交流活動や若者・学生まちづくりへの支援、国際交流や男女共同参画社会への推進を図ってまいります。

 七つ目は「親切な行政サービスで、みんなが笑顔で住めるまち」です。

 限られた財源の中で効率的かつ効果的な行財政運営を推進していくため、行財政改革大綱による経費削減、企業誘致やふるさと納税の推進などによる自主財源の確保や事務事業評価システムによる事業の改善・効率化を図るとともに人事評価システムによる職員資質の向上や電子自治体の推進、ワンストップサービスなどによる窓口業務の充実を図り、町民の一層の利便性向上を進めてまいります。

 さて、県内では二月四日から強い冬型の気圧配置となり、嶺北を中心に五日から十三日にわたり、断続的に雪が降り続き「昭和五十六年豪雪」以来三十七年ぶりの積雪百三十センチを越える記録的な大雪に見舞われました。二月五日に北陸自動車道の通行止めに伴い、国道八号の交通量が増加し、国道八号あわら市付近などで、降り続く雪の中、車両が停滞し国道八号は長時間通行不能となり、二月九日までに最大約千五百台の車両の滞留が発生しました。中部縦貫自動車道においても松岡インターチェンジから永平寺参道インターチェンジ間を除き、二月六日から二月十日まで通行止めが発生し、物流などの長期的な支障となりました。

 このような状況において、町としては、二月六日に県内で最も早く雪害対策本部を立ち上げ、除雪や生活支援、ライフライン、窓口対応など七班編成の二十四時間体制で職員一丸となり、一刻も早く日常生活を取り戻せるよう地域住民の安全確保を図りました。しかしながら、人的被害や物的被害なども発生し、機械除雪による生活道路の確保や燃料の確保、高齢者への生活支援など、町民の方々から多くの支援要請や要望を承った次第でございます。大雪の対応において町民皆様に多大なご不便をおかけしましたことについては、真摯に受け止めさせていただき、反省と共にこの経験を踏まえ、自助・共助・公助を再認識し、地域・家庭などにおける持続的なコミュニティの形成を促し、自主防災組織等とも連携強化を図ってまいります。

 今回の課題や問題を整理し、少子高齢化による人口形態の変化に応じ、今後の防災計画や除雪計画などに反映させるとともに、国や県とも連携を強化してまいりたいと考えております。

 それでは、初めに町政の運営の一端について申し上げます。

 まず、高齢者福祉や地域福祉の推進について申し上げます。

 第七期高齢者福祉・介護保険事業計画及び第三次障がい者基本計画等を策定しました。

 昨年四月より地域包括支援センターを役場本庁内に置き、一部の予防給付を地域支援事業へ移行し、高齢者の実情に応じて、必要な生活支援、介護予防を総合的に行っております。

 これらの計画は、昨年六月より介護保険運営協議会や地域包括支援センター運営協議会及び障害者基本計画等策定委員の皆様と慎重に協議を重ねさせていただきました。策定にあたりましては、町内在住の六十五歳以上の高齢者や要支援・要介護認定を受けている方、身体障害者手帳を持っておられる方などに日常生活や介護実態、福祉サービス利用状況などに関するアンケート調査を実施し、多くの方々からご回答をいただくなど、様々な機会を通じてご意見、ご提案をいただきました。

 昨年度策定した第二次永平寺町総合振興計画や国・県の各種計画などに基づきこれから三年間の目指すべき高齢者や障がい者福祉の基本的方針や具体的に取り組むべき施策を明らかにし、安定的かつ充実した介護保険事業の運営と障がい者・障がい児福祉サービスの必要量及び確保方策を目的としております。

 高齢者福祉計画と介護保険事業計画の一体的な策定及び共生社会の実現に向けた法制度の動きに対応することにより、高齢者や障がい者が住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らし続けられる地域社会の実現を目指してまいります。

 町民一人ひとりが地域の主役となり、感動がめぐる、元気のある、笑顔の絶えないまちづくりを進めてまいります。

 若者・学生との連携について申し上げます。

 昨年十月から包括的連携協定を結んでいます福井県立大学と連携し一般教育科目「行って・見て・聞いて・考える永平寺町学」を実施しておりますが、このたび一月二十四日に受講生である一年生二十人がテーマ・グループ別に研究成果や町への提言を発表していただきました。観光ツアーや自然を活用した施設整備、SNSを利用した魅力創出などの提案がありました。今後も事業を継続しながら、計画づくりに学生の皆さんにも積極的に参加していただくなど、町に関心をもっていただき、まちの応援団や若者・学生の定住につながる取組みを進めていきます。

 子育て支援及び学校教育環境の充実、生涯スポーツの推進について申し上げます。

 「幼児園幼稚園施設の長期保全・再生計画」に基づき平成二十九年度は各園施設の空調設備の改修や外壁・内装の改修工事を実施いたしました。今後も長寿命化と改修費用の平準化に取組み、安心・安全な保育環境の維持に努めてまいります。

 放課後児童クラブは、子育て支援の観点から児童の健全な育成を図る役割を担っていますが、登録対象者の拡大や利用率の向上から、近年、受け入れ施設のスペース確保が課題となっております。平成二十九年度は、その解消対策として、御陵地区の児童クラブの受入施設を、改修した御陵小学校体育館のギャラリーに移転し、保護者からも安全面などで満足いただいております。今後も小学校施設の空き教室などを活用した新たな児童クラブの環境整備を進めてまいります。また、就労形態の多様化に伴い、土曜日に児童クラブを開設し、子育てと仕事の両立しやすい環境整備を図ってまいります。

 学校施設について、「学校施設長期保全・再生計画」に基づき平成二十九年度は老朽の著しい松岡小学校南校舎棟の改修を実施しました。引き続き渡り廊下棟と北校舎棟についても本年度より二ヵ年計画にて改修を実施いたします。

 本年度は「福井しあわせ元気国体・障がい者スポーツ大会」の開催の年であります。

 会場となる松岡中学校の体育館や松岡B&G海洋センター及び松岡総合運動公園の改修が完了し、本年度はハンドボール・バスケットボールの会場となる永平寺緑の村ふれあいセンターの改修を実施します。

 また、永平寺大燈籠ながしの開催に併せ、八月に永平寺参ろーどを利用し、大本山永平寺を起点、永平寺河川公園を終点として、自動走行実証車の先導のもと炬火リレーイベントを実施し、国体への町民の関心を高めてまいります。運営面においては、継続的に花いっぱい運動にも取り組み、昨年プレ大会で得た経験をもとに、スタッフとして携わるボランティア及び町職員、各種団体の方々と連携し、選手・関係者、来場される方々への最大限のおもてなしを発揮できるよう組織運営体制の確立・魅力発信に引き続き取り組んでまいります。

 地域の価値を高め、賑わいのあるまちづくりについて申し上げます。

 現在進めております門前まちなみ整備事業における観光案内所においては、インバウンド対応のキャッシュコーナーの設置やAIコンシェルジュを導入する計画であり、周辺市町とともに観光資源の魅力向上を図り、二次交通などの充実も実施しながら周遊滞在型の観光を推進してまいります。

 一月二十九日には永平寺町ブランド「SHOJIN」の認定書授与式が執り行われ、第二弾ブランド認定品として十五品が追加され、第一弾の認定品と併せて三十五品となりました。今後各商談会やイベントなどで広く情報発信を行ってまいります。また、町商工会とも連携し、付加価値を高め「売れる商品」の開発支援や販路開拓支援を行い、地域振興を図ってまいります。

 農業生産基盤の強化においては、中山間地域総合整備事業が平成二十九年度より五ヵ年計画で、県営事業として整備を開始しております。永平寺地区では八地区、上志比地区では四地区において、農業用水・排水路、暗渠排水、ため池改修等を行います。さらに地元と連携を強化しながら、中山間における農業生産基盤の整備に引き続き取り組んでまいります。

 人・企業を町に呼び込む好循環施策の展開と未来への投資について申し上げます。

 自動走行実証事業においては、橋梁の補強や道路の改修が完了いたします。現在併せて、産業技術総合研究所が雪道での走行課題の実証を実施したところであります。今後パナソニック株式会社も実証実験を再開する予定となっており、三十年度は県と連携して、地方創生推進交付金を活用し、「永平寺参ろーど自動走行実用化研究事業」を実施していきます。季節ごとの課題や交差点などの安全面における課題の解決に向けた研究を行い、事業の研究成果をもとに関係機関と調整を図りながら、実用化に向け取り組んでまいります。

 また、この実証実験を通し、本町には多くの企業や研究機関などが訪れ、滞在します。商工会及び金融機関などとも連携を深め、永平寺町IoT推進ラボなどを通じ、新たな産業の育成、課題の解消に繋がる勉強会などを開催し、企業間のマッチングなどを支援し、産業振興を図ってまいります。

 さらに、少子高齢化が進む地域での自動走行などによる交通インフラのあり方について三月九日からアメリカテキサス州で開催される国際見本市「サウス・バイ・サウス・ウエスト」において日本政府代表として基調講演させていただくこととなりました。永平寺参ろーどの終点には大本山永平寺があり、何百年と変わらぬ禅文化(ZEN)が築かれております。併せて「ZEN」ブランドの紹介を行い、先端技術と禅の融合などの情報発信も行ってまいります。 

 今後、永平寺参ろーどを自動走行実証実験のオープンラボとして、禅文化などと連携させ、実用化へ向け情報提供しながら加速させることにより、新たな交通体系による地域課題の解決や企業誘致による雇用促進、ブランドの発信へ結びつけ、交流人口を増加させることにより、好循環社会の確立に向け取組んでまいります。

 それでは、本定例会にご提案いたします議案等についてご説明申し上げます。

 まず、平成二十九年度永平寺町一般会計補正予算について申し上げます。

 歳出では、基金の再編に伴い、財政調整基金から特定目的基金へ十七億円を振り替えることとしております。また、二月五日からの豪雪への対応など、今シーズンの除雪委託の実績および見込みにより、不足する除雪委託料を計上したほか、人事異動および人事院勧告に沿った職員給与費や、障害者自立支援事業の増額等、総額十九億四千六百七十四万一千円の増額補正をお願いするものでございます。これらの財源となります歳入では、地方交付税、基金繰入金等により措置をしております。

 次に、平成二十九年度永平寺町後期高齢者医療特別会計補正予算については、保険料収入の増加分を広域連合に納付するため計上するものでございます。

 平成二十九年度永平寺町介護保険特別会計補正予算については、地域密着型介護サービス給付費等の実績および見込みによる増額分等を計上するものでございます。

 平成二十九年度永平寺町下水道事業特別会計補正予算について、および平成二十九年度農業集落排水事業特別会計については、人事異動および人事院勧告に沿った職員給与費などの補正計上でございます。

 続きまして、平成三十年度当初予算の主なものについて申し上げます。

 平成三十年度当初予算では、人件費や社会保障費などの義務的経費や継続事業を中心とした骨格予算としております。骨格予算で計上されなかった政策的な経費や、新規事業などの経費は補正予算として今後対応することとしておりますが、年度当初からの執行が望ましいものや、国、県の補助事業で当初予算に計上する必要があったものなどの新規十六事業を含む主要五十二事業、及び福祉、教育など住民生活に密接に関わるものについて予算化しており、一般会計の予算総額は八十三億八千百七十六万六千円となった次第であります。歳入では、確実に収入が見込まれる、町税、地方交付税、国庫支出金、県支出金等を計上するとともに、臨時財政対策債等の地方債の借入れにより、措置することとしております。

 次に、特別会計と企業会計予算について申し上げます。

 国民健康保険事業特別会計では、平成三十年度から、県が財政運営の責任主体となる国保制度改正が実施されることにより大幅な変更がありましたが、歳出において、保険給付費や国民健康保険事業費納付金等を計上し、歳入において、国民健康保険税および県・町による公費負担等を計上し、これまで同様、国民健康保険事業の健全な運営を確保することとしております。

 また、介護保険事業特別会計では、平成三十年度からの三年間を計画期間とする第七期介護保険事業計画に沿って予算を計上したほか、各特別会計と企業会計につきましては、それぞれの事業が円滑に執行できるよう適正な予算を編成したところであります。

 その結果、平成三十年度特別会計の予算総額は、四十五億八千百十九万四千円となり、上水道事業の企業会計は、収益的支出が三億四千七百四十九万九千円、資本的支出が一億七千四百十三万一千円となった次第であります。

 次に「永平寺町一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」の制定については、人事院勧告による国家公務員の給与改定に準じ、本町の一般職および特別職の給与の改定を行うものです。

 「地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律の施行に伴う永平寺町税条例の課税の特例に関する条例」の制定については、地域未来投資促進法の規定による促進区域において、同法の規定による地域経済牽引事業計画に従い、施設を設置した事業者に対し、固定資産税の課税免除をすることにより、本町における地域経済牽引事業を促進し、成長発展の基盤強化を図るために条例を制定するものです。

 「永平寺町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例」の制定については、「高齢者の医療の確保に関する法律」の一部改正に伴い、永平寺町が保険料を徴収すべき被保険者を改める必要があるため、「永平寺町後期高齢者医療に関する条例」の改正を行うものです。

 「永平寺町介護保険条例の一部を改正する条例」の制定については、介護保険法に基づき、平成三十年度から三十二年度までの各年度における六十五歳以上の方の介護保険料率を定める必要があり、また、法改正により被保険者等に科する過料の対象が拡大されましたので改正するものです。

 「永平寺町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例」の制定については、介護保険法の一部が改正され、市町村による介護支援専門員への充実した支援を行うことを目的に平成三十年四月より、指定居宅介護支援事業者の指定権限が都道府県から市町村に移譲されることに伴い、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について定めるものです。

 「永平寺町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例」の制定については、同じく介護保険法の一部改正により指定介護予防支援事業者の基本方針、運営に関する基準等を改正するものです。

 「永平寺町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例」の制定について及び、「永平寺町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例」の制定については、介護保険法の一部が改正され、平成三十年四月一日より法の指定を受けている障害福祉サービス事業者が介護保険サービスを提供できるよう、厚生労働省令である国の基準の見直しに併せ、本町の条例の基準等を改正するものです。

 「永平寺町福祉関係医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例」の制定については、平成三十年四月から子ども医療費の一部負担が県下一斉に制度化されるため、医療費助成に関係する条例を一部改正するものです。

 「永平寺町営住宅条例の一部を改正する条例」の制定については、松岡清水団地及び石舟団地の解体を行ったことにより、用途廃止を行ったため、団地の名称および位置を削除するものでございます。

 「永平寺町健康福祉スポーツ施設条例」の制定については、旧上志比小学校体育館の再整備をうけて、新しく設置される永平寺町健康福祉スポーツ施設を管理運営するに必要な事項を定めたものでございます。

 「永平寺町上志比地域振興センター条例」の制定については、永平寺町商工会から無償譲渡を受け、上志比地区の拠点施設として新しく設置される永平寺町上志比地域振興センター施設を管理運営するに必要な事項を定めたものでございます。

 「永平寺町公民館条例の一部を改正する条例」の制定については、上志比公民館を永平寺町上志比地域振興センターに移転することに伴い、所在地に関する事項を改正するものです。

 「永平寺町消防本部手数料徴収条例の一部を改正する条例」の制定については、「地方公共団体の手数料の標準に関する政令」の一部が改正されることに伴い、危険物貯蔵所の設置の許可の申請に対する審査等に係る手数料の額の標準を改定する必要がある為、条例の一部を改正するものです。

 「松岡公民館耐震改修工事請負変更契約」の締結については、地方自治法第九十六条第一項第五号及び永平寺町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定により、議会の議決をお願いするものです。

 「福井県市町総合事務組合規約の変更および財産処分」については、本年三月三十一日付けで福井県市町総合事務組合から、こしの国広域事務組合が脱退することに伴い、福井県市町総合事務組合規約変更ならびに、財産処分について、本規約の一部を変更することとなったため、地方自治法第二百九十条の規定により、議会の議決をお願いするものです。

 以上、町政に対する所信と本定例会に提出する議案等について申し上げましたが、上程の都度、詳細にご説明いたしますので、慎重にご審議いただき、妥当なご決議を賜りますようお願いいたします。

 地方創生の時代の中、永平寺町が、将来にわたって町民が笑顔で安心して生活していくことにつながるよう、社会状況の変化に柔軟に対応し、先人が築いてきた歴史を守っていくため、将来の明るい未来へつなげるために、町民の皆様とともに、好循環の永平寺町をつくることを目指してまいります。

 議員の皆様におかれましても、さらなるご支援を賜りますようお願いいたしまして開会のごあいさつといたします。

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