最終更新日:2015年6月2日

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平成27年第2回定例会 提案説明

 平成27年第2回定例会 提案説明

平成27年6月 

平成二十七年 第二回定例町議会 町長あいさつ(提案理由)

 平成二十七年 第二回 定例町議会の開会に当たり、町政運営の所信の一端を申し述べるとともに、今回ご提案いたします議案等の概要についてご説明いたします。

 若葉が初夏の日ざしにまぶしく輝き、木々をわたる風にも、初夏の気配を感じる季節となりました。

議員各位におかれましては、ご壮健でご活躍のことと心よりお慶び申し上げます。第二回定例会のご案内を申し上げましたところ、ご多忙の中、ご参集いただき、厚くお礼申し上げます。

 さて、国は「地方創生」を重要政策課題と掲げ、地方での雇用創出、地方への移住の促進、若い世代の結婚・出産・子育て支援、地域特性に即した地域づくりなどの施策により、人口減少と東京一極集中の克服を打ち出しております。

 本町におきましても、この目標を達成するためのマスタープランとなる「地方版総合戦略」を策定するために、五月二十五日に町民、議会、産業界、大学、金融機関、町外有識者などを交えた十八名で構成する「永平寺町まち・ひと・しごと創生総合戦略策定委員会」を立ち上げました。戦略は本年度から五年計画で、十月末までに戦略を作った自治体には新交付金が上乗せされることから、月に一回以上の開催を予定し、幅広い分野からの意見を募り、戦略策定に生かしていきたいと思います。

 次に、町民の皆様が安心・安全に暮らすための取り組みとしまして、四月二十一日に「永平寺町自主防災組織地区リーダー委嘱式」を開催いたしました。

 国土並びに住民の生命、身体及び財産を災害から守ることが行政上最も重要な施策の一つであります。しかしながら、ひとたび大規模な災害が発生したとき、災害の拡大を防ぐためには、行政の対応(公助)だけでは限界があり、早期に実効性のある対策をとることが難しい場合も考えられます。自分の身を自分の努力によって守る(自助)とともに、普段から顔を合わせている地域や近隣の人々が集まって、お互い協力し合いながら、防災活動に組織的に取り組むこと(共助)が必要であります。「自助」「共助」「公助」が機能的につながることにより、被害の軽減を図ることができると思います。

 特に地域での協力し合う体制や隣保共助活動は、自主防災組織が担うべき活動でありますので、「災害に強い永平寺町」を目指す上で、町は地区リーダーの皆様と一緒に防災力の向上強化に努めてまいります。

 次に、ふるさと納税での取り組みについて申し上げます。

 ふるさと納税制度が開始された平成二十年から、寄付に対する町の謝礼品は町の広報誌など啓発品が中心でありました。寄付金の伸び悩みもあることから、全国各地で地元特産品などを返礼品として送ることにより寄付件数が増えている現状を踏まえ、本町も九月頃から地元特産品を返礼品とすることにしました。

 先日、町商工会とJA吉田郡と打合せを行い、両者が提供できる地元で生産された「ふるさと産品」を返礼品とし、寄付金の増額と本町のPRに役立てたいと考えております。

 それでは、本定例会にご提案いたします議案等について申し上げます。

 平成二十六年度一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、新消防庁舎建設事業、消防救急デジタル無線・高機能消防指令センター総合整備事業、小・中学校施設空調設置事業ほか十六事業の繰越をいたしましたので、事業に対する金額や財源等について報告するものであります。

 平成二十六年上水道事業会計予算繰越計算書の報告につきましては、松岡上吉野地区配水池建設事業について繰越をいたしましたので、同様に報告するものであります。

 次に、平成二十六年度一般会計補正予算(八号)の専決処分の承認につきましては、総額二億二百五十七万三千円の増額となっており、特別交付税や国庫支出金、県支出金の額の確定による歳入の補正と、それに伴う財源組替えや財政調整基金への積立等の歳出の補正を行いました。

 平成二十六年度国民健康保険事業特別会計補正予算(四号)は、基金積立金利子の増額分を財政調整基金に積み立てを行うものであります。

 平成二十六年度介護保険特別会計補正予算(四号)は、介護システム改修費の国庫補助金が交付されたことにより財源の組替えを行うものです。

 永平寺町税条例の改正については、ふるさと納税控除額の拡充や軽自動車税の軽減税率の導入について、また、国民健康保険税条例の改正については、国民健康保険税の付加限度額の引き上げ等の改正をする必要が生じたため、補正予算の専決と併せて三月三十一日付けで専決処分をいたしましたので、ご承認をお願いするものであります。

 その他、町有施設により物損事故において、示談が成立し、損害賠償の額が確定したことにより専決処分をいたしましたので、地方自治法の規定により、議会の承認を求めるものでございます。

 平成二十七年度補正予算につきましては、一般会計の補正予算(一号)において、総務費では、防災行政無線情報をケーブルテレビに表示するためのシステム改修委託料や、ふるさと創造プロジェクト事業の誘客・イベント拠点施設の事業用地購入費、地区のコミュニティ会館の整備に係る補助金等を計上しております。

 民生費では認知症対応型グループホーム、小規模多機能型居宅介護施設を整備するための補助金を計上したほか、商工費では永平寺町地域再生計画を作成するための業務委託料、土木費では中部縦貫自動車道永平寺インターチェンジのフル規格化に伴う工事費及びインターチェンジ整備測量設計業務委託料、道の駅整備に伴う地域振興施設運営に必要となる備品購入費を計上しております。

 教育費では松岡小学校体育館の非構造部材耐震化事業が国の補助対象事業となりましたので工事費等を計上したほか、消防費では消防団員の公務災害防止の観点から、火災現場活動時の安全確保のため、防火衣および防火帽の購入を計上しております。

 以上により、一般会計補正予算の総額は二億四百八十三万五千円となった次第です。

 これらの歳出の財源となります歳入では、国庫支出金、県支出金、全国防災事業債、繰越金等を増額しております。

 次に、介護保険特別会計を含む三つの特別会計と上水道事業会計の補正予算について申し上げます。

 介護保険特別会計補正予算(一号)では、歳出で平成二十六年度の実績に基づく精算により、交付額の超過が発生しましたので、その返還分二千六百七十四万一千円を増額し、歳入では繰越金を増額しております。

 下水道事業特別会計補正予算(一号)では、歳出で中央浄化センターの汚水処理設備の回転円板装置に異常が発見されたため修繕料三百四十三万五千円を増額し、歳入では一般会計からの繰入金を増額しております。

 農業集落排水事業特別会計補正予算(一号)では、歳出で県が施工する南河内川河川改修に伴う大月橋架け替え工事に伴う仮設橋に仮設の下水道管を敷設するための工事費三百十五万九千円を増額し、歳出では県の工事補償金として繰入金を増額しております。

 上水道事業会計補正予算(一号)では、歳出で農業集落排水事業同様、大月橋の架け替え工事に伴い仮設の水道管を敷設するための積算業務委託料及び工事費二百八十九万四千円を増額し、歳出では県の工事補償金として受託工事収益を増額しております。

 次に、条例の制定および一部改正について申し上げます。

 まず、「道の駅設置および管理に関する条例」につきましては。道路利用者へ良好な休憩場の提供や地域情報の発信による交流の促進および地域振興を図るために、道の駅を設置するための条例として制定するほか、永平寺町消防団員の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、題名の改正と大学生等の入団促進を図るため文言の追加等の改正を行うものとなっております。

 その他、永平寺町「道の駅の指定管理者の指定」や、小型除雪車、小型動力ポンプ自動車・救助資機材積載車の取得につきまして、地方自治法及び条例の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。

 以上、定例会に提案いたします議案等について、その概要を申し上げましたが、詳細につきましては、上程の際にご説明いたしますので、慎重にご審議いただき、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げます。

 本定例会の開会にあたり、所信の一端を申し上げましたが、議員各位におかれましは、さらなる町政発展に向けて、一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。

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